言葉の発達には個人差がある

「うちの子、まだ話せないけど大丈夫?」と心配する親御さんは少なくありません。子どもの言葉の発達には個人差があり、同じ月齢でも話す量や内容はさまざまです。まずは一般的な発達の目安を知っておきましょう。

言葉の発達の一般的な目安

月齢・年齢 言葉の発達の目安
生後6〜9ヶ月 「あー」「うー」などの喃語(なんご)が増える
1歳前後 「ママ」「パパ」など意味のある言葉が出始める
1歳半〜2歳 単語が増え、「ワンワン いた」など2語文が出る
2歳〜3歳 「ジュース ちょうだい」など3語文が出てくる
3歳以降 文章で話せるようになり、会話が成立する

言葉を促すために家庭でできること

言葉の発達は、日常の関わりの中で自然に育まれます。以下のような関わり方が効果的です。

  • たくさん話しかける:「ご飯だよ」「お外に出ようか」など、日常の動作に言葉を添える
  • 子どもの言葉に反応する:「あ」と言ったら「そうだね、あかいね」と広げてあげる
  • 絵本の読み聞かせ:言葉のリズムや新しい単語に自然に触れる機会になる
  • テレビより双方向のやりとりを:受動的な視聴より、親子の会話が言葉を育てる
  • 子どもの目線に合わせる:顔を見て話すことで、言葉の意味が伝わりやすくなる

「言葉が遅い」と感じたときのチェックポイント

以下のような場合は、かかりつけの小児科や言語聴覚士に相談することを検討しましょう。専門家への相談は心配しすぎではなく、適切なサポートを早めに受けるための大切な一歩です。

  • 1歳半になっても意味のある言葉が出ない
  • 2歳になっても2語文が出ない
  • 名前を呼んでも振り向かない場面が多い
  • 言葉が増えたのに急に減った
  • 目が合いにくい、指差しをしないなどの気になる様子がある

相談先と支援機関

言葉の発達が気になるときの主な相談先としては、以下があります。

  1. かかりつけの小児科医
  2. 市区町村の保健センター(乳幼児健診でも相談可)
  3. 言語聴覚士(ST)が在籍する病院やリハビリ施設
  4. 発達支援センター・療育機関

「うちの子だけかな」と不安を一人で抱え込まずに、専門家に話を聞いてもらうことで気持ちが楽になることも多いです。子どもも親も、無理なくペースを合わせて進んでいきましょう。